SOMの就職支援リソース

SOMには、就職活動をサポートするリソースや仕組みが多数用意されています。

以下、リソース毎にどのようなサポートが受けられるかをご説明させて頂きます。

 

 

1. Career Development Office (CDO)

CDOは日本の大学でいう就職課ですが、こちらでは就職活動の2年間を通じて非常にお世話になります。人によって使い方や程度は異なりますがCDOを自分なりに使いこなすことで、効率よく就職活動を行えます。CDOで受けられるサービスは主に以下の通りです。

 

・Career Coachによるカウンセリング

CDOには複数のCareer Coachが在籍しており、アポイント制で面談をしてくれます。戦略策定などのGeneralな就職活動の相談もできますし、各コーチが得意な業界があるので、業界について深堀した相談もできます。また、応募書類のチェック、模擬面接等、非常にSupportiveに対応してくれます。尚、SOMの学生はバックグラウンドや就職先がNon-traditional人も多く、Career Coachの懐の深さも他校では見られない点だと思います。

 

・RMによるカウンセリング

RM (Relationship Manager) は、主にMBA採用を行う企業との窓口となっている方々です。業界担当制となっており、企業の採用動向や求める人材などについて、詳細な情報をもっています。個別業界の応募に関する相談のみならず、書類チェックや模擬面接等も対応してもらえるので、Career Coach同様非常に頼りになる存在です。

 

・CDO主催イベント

CDO主催のイベントは就職活動対策セミナー(レジュメの書き方・ネットワーキングの方法・一般的な面接対策、etc.)と、ネットワーキングイベント(企業担当者や現役社員がSOMに来て、学生と話す機会)の2つに大別されます。前者は就職活動のペースメーカー的な役割も兼ね備えており、すべてしっかり聞いておけば就職活動に乗り遅れることはまずありません。後者は多くのMBA採用企業を効率的に回るのみならず、アルムナイとのネットワーキングの観点からも非常に役立ちます。

 

・Office Hourでのクイックカウンセリング

通常アポイント制のCareer Coach/RMですが、就職活動の繁忙期には、ランチから午後の時間帯に特設ブースを設けて、アポなしで相談できるOffice Hourがあります。これはじっくり相談するというよりむしろ提出直前の応募書類にアドバイス/セカンドオピニオンをもらったり、面接前の細かい疑問点を解決したりといった使い方が多くなります。特に面接が入ってきたりするとドタバタして予定通りに物事が進まないので、いつでも立ち寄れることは非常に大きなメリットです。

 

 

2. 2年生

こちらについては説明するまでもないかと思いますが、とくにインターン就職活動において重要なリソースです。特にSOMでは就職活動のサポートにコミットしている2年生をCareer Leaderとしてアサインしているので、適切なアドバイザーを探しやすいことが特徴です。また1年生と2年生のつながりが非常に強い上に、2学年併せて700名程度の小さいコミュニティなので、先輩というよりむしろ詳しい友達に相談するようなイメージで、気軽にアクセスすることが出来ます。

 

3. プロフェッショナルクラブ

SOMにはFinance, Consulting Club, PE/VC, Marketing等、特定の業界にフォーカスしたクラブが20程度存在しておりますが、これらのクラブのミッションの一つが就職活動支援です。形態はクラブによって様々ですが、2年生が1年生に対してサマー就職活動のコツを毎週レクチャーするConsulting Clubや、ピッチコンテストのサポートを行うInvestment Management Club、YaleのOB人脈を駆使してファンドの現役パートナーからのレクチャーを開催するPE/VC Clubなど、各クラブ精力的に活動しております。

 

4. 卒業生(アルムナイ)

SOMのアルムナイアクセスの特徴は何と言ってもBroader Yale Communityへのアクセスが容易であるこが挙げられると思います。ビジネススクールとしての歴史は比較的短いSOMですが、Yale全体の卒業生に気軽にコンタクトが取れ、各界で活躍する方々にリーチできる事は、非常に大きな強みの一つです。

 

5. Communication and Language Center(CLS)

CLS(Communication and Language Center)はInternational Student向けのランゲージサポートを行う組織です。多くのInternational Studentがネイティブに比べて英語力でハンディキャップを負っていますが、CLSのサポートを受けながら学業・就職活動共に乗り越えていきます。具体的には応募書類のProofread(文法や表現、論理構成のチェック)、面接対策(より英語らしい・美しい表現の指導)、アメリカ人に対するコミュニケーションについての相談(コーヒーチャットや立食パーティーでどのようにふるまうべきか)、スピーチの指導等、言語に対するありとあらゆるサポートを行ってくれます。

 

6. Office of International Students and Scholars (OISS)

OISSはYale全体の留学生用サポート窓口です。就職活動においては補完的な役割で、主にビザ関係の手続きの際によく利用するほか、アメリカ文化を理解するための各種セミナーやイベント等を行い、留学生をサポートしてくれます。

 

 

 

総じて、SOMの就職支援リソースは非常に豊富で、困ったときはいつでもアシストしてもらえる体制になっています。もし、疑問点等ございましたら、是非在校生・卒業生にコンタクトしてみてください!